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深煎りコーヒーの飲み方を徹底解説!

  • 投稿日:2020.09.02
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  • 産地別:

「深煎りコーヒーのおいしい飲み方を知りたい」「深煎りコーヒーはどんなときに飲むと良いの?」そういったコーヒー好きの方も多いのではないでしょうか?今回は、深煎りコーヒーの飲み方のほか、飲むタイミングや深煎りに適したコーヒー豆についても紹介します。この記事を参考に、深煎りコーヒーをもっとおいしく飲みましょう。

深煎りコーヒーはどんなときに飲むと良いの?

深煎りコーヒーはどんなときに飲むのが良いのでしょうか?カフェインや味わいの特徴から、深煎りコーヒーを飲むのにおすすめのタイミングについて解説します。

深煎りコーヒーはカフェインが少ない?

深煎りコーヒーはカフェインが少ないと説明されることがあります。これは誤りではないですが、実際問題としてはあまり大きな違いではありません。

なぜなら、焙煎によって減少するカフェインの量は、生豆全体のカフェインの約5〜10%に留まるからです。

また、コーヒー豆1粒あたりのカフェインは減りますが、コーヒー豆自体も軽くなります。重さで量ると1杯あたりのコーヒー豆の粒が増えるので、カフェイン量はあまり変わりません。

したがって、深煎りだから覚醒効果が薄く、夜飲むのに適しているとは言い難いです。

目覚めの1杯に深煎りコーヒーはどうか

深煎りコーヒーといえば、苦味の効いた味わいが特徴です。深煎りコーヒーを目覚めの1杯として飲んで、1日をスタートさせている人も多いでしょう。

ただ、実は目覚めの1杯として深煎りコーヒーを飲むのはおすすめできません。なぜなら、起床時には人間の体を目覚めさせるコルチゾールという物質が生成されますが、カフェインがその働きを抑制してしまうからです。

コルチゾール分泌のピークは朝8時〜9時といわれています。深煎りコーヒーを飲むなら、その後の10時くらいがおすすめです。

深煎りコーヒーは疲れを癒したいときにおすすめ

深煎りコーヒーは、疲れたときやほっと一息つきたいときにおすすめです。

コーヒーの焙煎において生じる大きな変化は、苦味やコクが増すことです。焙煎によってアミノ酸・糖類が加熱されるとメラノイジンが生じます。簡単にいえば「焦げ」です。この苦味が、苦いだけでなく「コク」という感覚にも繋がります。

コーヒーの苦味やコクを感じると、ほっと落ち着いた気分になるでしょう。コーヒーのアロマにはリラックス効果もあるので、疲れたときに飲んでみてはいかがでしょうか。

深煎りコーヒーのおすすめの飲み方【3選】

深煎りコーヒーをいつもどおりに飲んでも良いのですが、少しの工夫でもっとおいしく飲める飲み方を紹介します。

おすすめしたいのは、以下の3つの飲み方です。ぜひ参考にして試してみてください。

ミルクを入れて飲む

深煎りコーヒーはミルクを入れて「カフェオレ」にして飲むのがおすすめです。

深煎りコーヒーの特徴は、「苦味」「コク」だと上で説明しました。この苦味やコクがミルクと組み合わさることで、まろやかになって飲みやすくなります。

コーヒーのほろ苦さと、コーヒーの香ばしさはしっかり感じられるので、コーヒー好きの方にもおすすめの飲み方です。

アイスコーヒーにする

深煎りコーヒーはアイスコーヒーにしてもおいしいです。

深煎りコーヒーは苦味が特徴なので、アイスにするとキリッとした爽やかな苦味を楽しめます。また、焙煎による香ばしさも引き立ち、心地良い風味が感じられます。

特に暑い日には、コーヒーの軽やかな苦味が爽やかさを演出してくれるので、涼しげでおすすめです。

フレンチプレスで淹れる

深煎りはペーパードリップよりも、フレンチプレスで特徴を発揮します。

なぜなら、フレンチプレスは金属フィルターであり、ペーパーフィルターよりも目が粗いからです。コーヒーオイルがフィルターに濾されることなく抽出されるので、口当たりがなめらかになります。

口当たりのなめらかさは、深煎りのコクをさらに増幅させてくれるのでおすすめです。

深煎りに適したコーヒー豆

深煎りに適したコーヒー豆は、苦味・コクに特徴のあるアジア産のものです。代表的な銘柄には、以下が挙げられます。

● インドネシア:マンデリン、トラジャ など
● 中国:雲南シモン など
● ベトナム:トイスペシャル など

それぞれのコーヒー豆の味わいについては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

▼関連記事:コーヒー豆のレビュー記事
インドネシア生豆マンデリン・セブンステラ焙煎レビュー
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ベトナム産トイスペシャル・ナチュラルを自家焙煎!
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まとめ:深煎りコーヒーをもっとおいしく効果的に飲もう!

今回は、深煎りコーヒーの飲み方のほか、飲むタイミングや深煎りに適したコーヒー豆についても紹介しました。

本記事の要点は、以下のとおりです。

● 深煎りコーヒーは疲れを癒したいときに飲むのがおすすめ
● カフェオレやアイスコーヒのほか、フレンチプレスで淹れてもおいしい
● インドネシアや中国、ベトナムなどアジア産のコーヒー豆が深煎りに向いている

この記事を参考にして、深煎りコーヒーをもっとおいしく飲んでくださいね。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。