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甘い香りが特徴的なルワンダ産「カリシンビ」を自宅焙煎

  • 投稿日:2020.11.16

本記事は、ルワンダ産「カリシンビウォッシングステーション」を家庭で焙煎し、味わった様子を紹介しています。自家焙煎や各国の珈琲豆の特徴を知りたいという方は、参考にしてみてください。尚、焙煎機は、ホームロースターRT-01を使用し、写HARIO V60にてペーパードリップで淹れました。

ルワンダ産「カリシンビウォッシングステーション」の特徴

ルワンダ産「カリシンビウォッシングステーション」は、丁寧に精製されており、品質にばらつきが無いのが特徴です。その理由は、そこで働く女性の方々の意識の高さ。
責任者が女性であり、女性の生活水準を引き上げることに尽力されています。

カリシンビウォッシングステーションの生豆

焙煎手順

ハンドピックで欠点豆を取り除く

欠点豆というのは、通常の豆と異なった形や、色の黒い豆などを指します。
そういった欠点豆が混ざっていると、雑味が出たり、色が悪くなったりします。

焙煎前にハンドピックというほんのひと手間を加えるだけで、より美味しい自家焙煎珈琲を楽しむことができます。
ポイントは、普通の豆と見た目が違うかどうか。
直感的に選別していくと楽にできますよ。

手順とポイントを紹介します。

①暗めの場所に豆を広げて、三分割にする

②形や色の違う豆をピックアップする

※両手でリズムよくするとやりやすいです

抜き取った豆になります。

左から、ピーベリー・エレファントビーンズ/貝殻豆・割れ豆/カビ豆/虫食い豆

ルワンダ産「カリシンビウォッシングステーション」はの欠点豆は10%ぐらいでした。
全体的にきれいな豆が多い印象です。
※見落としもあるので、焙煎後に改めてハンドピックをすると尚良いです。

ホームロースターRT-01で焙煎する

焙煎は以下の手順で行います。
1. 生豆の量を計る(40~60g)
2. 生豆本体へ入れる
3. 電源を入れ、MEDI or DARKを押す
(MEDIは酸味と苦みを味わえるハイロースト)
(DARKはコクと深い苦みを味わえるシティロースト)
4. 約20分で焙煎→冷却完了
5. 焙煎豆を取り出し、容器等へ

薄皮(チャフ)を落とす

焙煎後、保存容器に移す前にザル等で薄皮(チャフ)を落とすと良いです。
薄皮(チャフ)は雑味や色味を落とす原因になるので、ある程度は除去しておきたいですね。
お好みによっては、少し残しておくのも良いと思います。

MEDI(中煎り)の焙煎豆

DARK(深煎り)の焙煎豆

焙煎後はとても良い香りが辺りを包み込みます。
この香ばしい香りも自家焙煎だからこそ味わえる醍醐味ですね。

ぺーバードリップで淹れる

中細挽きで淹れました。(写真はMEDI)
挽いた瞬間、とても良い香りがします。

〇ポイント

ガスの通り道を作るためにも、蒸らしは重要です。
この蒸らしが不十分だと、ガスの通り道がなく、珈琲豆表面から噴き出してしまい、雑味のもととなります。
はじめは少しずつお湯を垂らして、全体に行き渡るようにします。
全体に行き渡らないと、ガスの通り道が作られないので、注意が必要です。

写真は、蒸らしのために全体を湿らせた状態です。
豆の膨らみが、新鮮な豆の証拠。
自家焙煎ならではの楽しみですね。

”の”の字を書くようにゆっくりと注ぐ

蒸らしが終われば、中心から”の”の字を書くようにゆっくりと注いでいきましょう。

全体に行き渡るよう注ぐ

その後は、全体に行き渡るよう注ぎ、ドリップ完了です。

ルワンダ産「カリシンビウォッシングステーション」の味わい

MEDI(中煎り)

甘い香りが漂います。
フルーティな酸味が際立っており、苦みはほぼ感じられません。
飲み口はあっさりしており、クリアな味わいです。
軽めに飲めるので、何杯でも飲めそうな、そんな珈琲です。

DARK(深煎り)

フルーツのような甘い香りです。
酸味はほぼ感じられず、苦みも軽いです。
飲み口はすっきりで、ライトボディといったような味わいです。
しかしながら、存在感ははっきりとあるので、砂糖やミルクとの相性も良いです。

まとめ

ルワンダ産「カリシンビウォッシングステーション」は、軽やかな味わいが特徴で、ライトに味わいたいという方におすすめです。
是非、ご参考ください。

Kubo

Kubo

勤務していた喫茶店は自家焙煎の店舗であり、試飲をしてレビューをしておりました。
自らもイベントで自家焙煎珈琲の出店や珈琲教室の講師もしておりました。

【経歴】
 喫茶店勤務の後、移動カフェを開業
 自家焙煎珈琲をイベントで出店しておりました。
 現在は、プロコーチおよびWebライターとして活動中