朝コーヒーの間違った飲み方とは?
朝イチのコーヒー。きっとルーティンになっている人も多いですよね。でも、もしかしたらあなたのコーヒーの飲み方は間違っているかもしれません。
朝イチのカフェインは逆効果
実は、朝イチにカフェインを摂取するのは逆効果だといわれています。なぜなら、カフェインは、体を目覚めさせる働きをするコルチゾールの効果を抑制するからです。
カフェインには覚醒効果がある、というのは周知の事実です。ただ、カフェインの他の側面もしっかり考えて摂取しないと、かえって逆効果となってしまいます。
朝食と一緒に飲むのも誤り
コーヒーを朝食と一緒に飲むのもあまりおすすめしません。なぜなら、コーヒーに含まれるタンニンが鉄分・カルシウムの吸収を阻害してしまうからです。
朝食でせっかく栄養を補給しても、コーヒーを一緒に飲むことで吸収率が下がってしまいます。朝食の前や、朝食と同時にコーヒーを飲むのは避けましょう。
本当にスッキリ起きられる!朝コーヒーおすすめの飲み方
コーヒーを朝に飲むことには、上で紹介したようにデメリットがあります。ただ、コーヒーには覚醒作用や日中のパフォーマンスを高める作用もあり、1日を気持ち良く始めるには欠かせない飲み物です。
以下の3つのおすすめの飲み方を取り入れて、上手くコーヒーと付き合いましょう。
9時半〜10時くらいに飲む
コーヒーは、9時半〜10時くらいに飲むのがベストと考えられています。なぜなら、眠気を覚ますコルチゾール生成のピークを過ぎるのがそのくらいの時間だからです。
コルチゾールでしっかり体を目覚めさせた上で、カフェインも摂取。体のメカニズムとコーヒーの効果を上手く利用できるのが、9時半〜10時の時間帯なのです。
ミルクを加えてカフェオレにする
どうしても朝イチでコーヒーを飲みたいという方は、カフェオレにしてみてはいかがでしょうか?ミルクを加えることで、カフェインの摂取量を減らすことができます。
味わいもやさしいので、ゆっくりと自然に体を起こすのに向いているといえるでしょう。
カフェインレスコーヒーにする
カフェインレスコーヒーにすると、カフェインを摂取することなくコーヒーを楽しめます。最近のカフェインレスコーヒーの技術は高いので、カフェイン有りのコーヒーとほとんど違いが分かりません。
朝イチにコーヒーを飲みたい方には、コーヒーの「苦味」がほしいという方も多いですよね。そういった場合は、カフェインは含まれていないが苦味の効いたカフェインレスコーヒーがおすすめです。
コミュニケーションを取りながらコーヒーを
上で紹介したおすすめの飲み方を取り入れた上で、プラスαでおすすめしたいことがあります。それは、コミュニケーションを取りながらコーヒーを飲むことです。
コーヒーのカフェインには、眠気を抑えて日中のパフォーマンスを上げる効果があります。それと他の刺激を組み合わせることで、さらなる覚醒作用が期待できるのです。
人とコミュニケーションを取ることは、大きな刺激となります。コーヒーを片手に家族や同僚、友達と会話を楽しむとよりスッキリして1日を始められるでしょう。
まとめ:朝のコーヒーはおいしく効果的に飲もう!
今回は、本当にスッキリ起きられるおすすめのコーヒーの飲み方を紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
● 朝イチのコーヒーには、実はデメリットも多い
● コーヒーを飲むおすすめの時間帯は、9時半〜10時ごろ
● コミュニケーションを取りながら飲むと相乗効果が得られる
この記事を参考にして、コーヒーをおいしく飲みつつ、しかもスッキリ起きられる飲み方を取り入れてみてください。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。