中煎りコーヒーの特徴とは?
中煎りコーヒーの特徴は、酸味・苦味のバランスが良いこと、コーヒー本来の甘味や華やかな香りを感じやすいということです。
【中煎りコーヒーの特徴】
● 酸味・苦味のバランスが良い
● 甘味や香りをしっかり感じられる
こういった中煎りコーヒーの特徴には、コーヒーの「焙煎」が関係しています。焙煎が進むと苦く、焙煎が浅いと酸味が強くなるため、中煎りはちょうど良い塩梅なのです。
また、コーヒーの甘味を作り出す香り成分「フラノン類」は、中煎り辺りでピークを迎えます。そういった理由から、中煎りでは甘味や華やかな香りを感じやすいのです。
中煎りコーヒーはどんなときにおすすめなの?
中煎りコーヒーは、「朝や夜のコーヒータイム」におすすめだといえるでしょう。なぜなら、浅煎りや深煎りに比べて、味わいの刺激が強くないからです。
酸味は中煎り辺りで落ち着いてきますし、苦味はまだあまり出てきていません。コーヒーらしい味わいがありながら、酸味・苦味ともにやわらかく紅茶のような感覚で飲めます。
また、中煎りではフラノン類による綿飴のような甘味や、コーヒ本来のフルーティーな香りもしっかり感じられます。甘味・香りを味わうことで、よりリラックスできるでしょう。
中煎りコーヒーのおいしい飲み方【3パターン】
中煎りコーヒーのおいしい飲み方を、全部で3つ紹介します。
まずはストレートで
中煎りコーヒーの特徴を存分に感じるなら、やはりストレートが一番おいしいです。
ストレートでは、紅茶や花のような質の高い香りや、焦がしキャラメルのような甘味がしっかりと感じられます。砂糖やミルクを加えなくても、そのままで十分味わい深いです。
アイスコーヒーですっきりと
中煎りコーヒーはあっさりした味わいなので、アイスコーヒーにも向いています。
アイスコーヒーにするときのポイントは、サーバーに氷を入れた状態で、そこにコーヒーを直接抽出することです。抽出後のコーヒーを急激に冷やすことで、香りが凝縮されます。
ハチミツで変化を楽しむ
紅茶のような味わいの中煎りコーヒーは、ハチミツを入れてもおいしいでしょう。
ハチミツの自然な甘味と、中煎りコーヒーの華やかな香りが絶妙に混ざり合います。ちょうど良いハチミツの分量が見つからない場合は、思ったよりも多めに入れると良いですよ。
まとめ:中煎りコーヒーをさらにおいしく、楽しく
今回は、中煎りコーヒーをどんなときに飲んだら良いのか、どんな飲み方をしたらさらにおいしくなるのかを紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
● 中煎りコーヒーは苦味・酸味のバランスが良く、香り・甘味に特徴がある
● 中煎りコーヒーは味わいに刺激が少ないので、朝や夜に飲むのがおすすめ
● まずはストレートで、アイスコーヒーにしたりハチミツを加えたりしてもOK
この記事を参考にして、飲むタイミングやおいしい飲み方を取り入れて、中煎りコーヒーをさらにおいしく、楽しく飲んでみてくださいね。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。