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こだわり抜かれたコーヒー豆、ニカラグア生豆を自宅焙煎

  • 投稿日:2020.10.28

この記事では、ニカラグア産「ラス・カルメリタス農園」の生豆を自家焙煎する手順と、味わいや香りをレビューしています。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

ニカラグア生豆「ラス・カルメリタス農園」の特徴

ニカラグア産の「ラス・カルメリタス農園」は、ニカラグアの北部スペシャルティコーヒーの産地として有名なヒノテガ地区のラス・カルメリタス農園で育てられるコーヒー豆。
2014年にはCOE(カップ・オブ・エクセレンス)を受賞しているほどの高品質なコーヒー豆で、農園主のヴィルマ氏は土壌・衛生面・栄養分など科学的な側面からも研究し品質を追求しています。
25年も前からスペシャルティコーヒーの栽培を行っている農園で徹底的に管理され、収穫時は1粒ずつ丁寧に手摘みしたこだわり抜かれたコーヒーです。

ニカラグア生豆「ラス・カルメリタス農園」の自家焙煎手順

お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。

ハンドピックで生豆を選別する

焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、ラス・カルメリタス農園の欠点豆は11%程度なので少なめだといえるでしょう。

ホームロースター RT-01で焙煎する

焙煎にはホームロースター RT-01を使います。

1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了

通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。

MEDI(中煎り)の設定で焙煎したラス・カルメリタス農園はこれくらいの色合いになります。

DARK(深煎り)の設定で焙煎したラス・カルメリタス農園はこれくらいの色合いになります。

焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する

焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。

自家焙煎ニカラグア生豆「ラス・カルメリタス農園」の味わい

焙煎したラス・カルメリタス農園を、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。

MEDI(中煎り)の設定で焙煎した「ラス・カルメリタス農園」の味わい

MEDIの設定で焙煎したラス・カルメリタス農園は、バランスの取れたマイルドな味わいが特徴。雑味のないクリーンなカップの中に、柑橘系のほのかな酸味が感じられます。優しい甘みと、上品な香りが口の中にふわりと広がる心地の良い味わいです。

DARK(深煎り)の設定で焙煎した「ラス・カルメリタス農園」の味わい

DARKの設定で焙煎したラス・カルメリタス農園は、クリアな飲み心地としっかりした苦味が特徴。酸味はほとんどなくて飲みやすく、ほどよい苦味と香ばしさが感じられます。上品さはそのままにコーヒーらしいフレーバーも楽しめるのがこの豆の深煎りの良さです。

まとめ

ラス・カルメリタス農園のおすすめの焙煎度合いはMEDIです。バランスの良い味わいでとても飲みやすく、上品さも感じられます。ニカラグア ラス・カルメリタス農園特有の柑橘系の優しい酸味と甘みが楽しみたいなら、MEDIの焙煎度が良いでしょう。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。