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ケニア生豆「レッドマウンテン」自家焙煎レビュー

  • 投稿日:2020.08.19

この記事では、ケニア産「レッドマウンテン」の生豆を自家焙煎する手順と、味わいや香りをレビューしています。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

ケニア生豆「レッドマウンテン」の特徴

ケニア産の「レッドマウンテン」は、高品質なコーヒー豆が育てられていることで有名なケニア山の南に位置するエニリ地区の「Nieri Hill Farm」で生産されたコーヒー豆。
レッドマウンテンという名前は、この地域に広がる肥沃な赤土が由来です。「キクユ」と呼ばれるこの土壌は、コーヒー豆に豊かな大地の恵みを与えてくれます。
このレッドマウンテンもケニア産のコーヒーらしく、柑橘系の酸味やスパイスの香味、どっしりとしたボディが備わっている素晴らしいコーヒー豆です。

ケニア生豆「レッドマウンテン」の自家焙煎手順

お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。

ハンドピックで生豆を選別する

焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、レッドマウンテンの欠点豆は11%程度なので少なめだといえるでしょう。

ホームロースター RT-01で焙煎する

焙煎にはホームロースター RT-01を使います。

1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了

通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。

MEDIの設定で焙煎したレッドマウンテンはこれくらいの色合いになります。

DARKの設定で焙煎したレッドマウンテンはこれくらいの色合いになります。

焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する

焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。

自家焙煎ケニア生豆「レッドマウンテン」の味わい

焙煎したレッドマウンテンを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。

MEDIの設定で焙煎したレッドマウンテンの味わい

MEDIの設定で焙煎したレッドマウンテンは、スパイシーな香りとしっかりとしたボディが特徴。バランスの取れたほのかな酸味とやわらかな苦味が飲みやすい印象です。口の中に広がるスパイシーな香味が心地よく、なめらかな質感が口の中に残ります。

DARKの設定で焙煎したレッドマウンテンの味わい

DARKの設定で焙煎したレッドマウンテンは、しっかりしたボディとほろ苦さが特徴。酸味はほとんどなく、苦味もスッキリとして飲みやすいです。落ち着いた味わいでバランスの良い中に、ほんのりとしたスパイシーな香りとビターな後味がクセになります。

まとめ

レッドマウンテンのおすすめの焙煎度合いはDARKです。バランスの良い味わいでとても飲みやすく感じられます。ケニア特有のしっかりしたボディも味わえますし、後味のほろ苦さも柔らかで心地が良いです。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。