インド生豆「モンスーン・ピーベリー」の特徴
インド産の「モンスーン・ピーベリー」は、小粒の丸豆であるピーベリーをモンスーン(季節風)にさらして自然乾燥させた独特なコーヒー豆。
普通コーヒー豆は2つの種子からなりますが、ピーベリーには何らかの要因で種子が1つしかできず、これは収穫される豆全体のわずか3〜5%です。
モンスーンにさらして乾燥させる独特な精製方法で仕上げた希少なピーベリーは、黄金色に輝くため「黄金コーヒー」ともいわれています。
インド生豆「モンスーン・ピーベリー」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
通常の欠点豆の混入率は20%程度、インドモンスーン・ピーベリーの欠点豆混入率も20%程度で、これは平均的だといえるでしょう。
ホームロースターRT-02で焙煎する
焙煎にはホームロースターRT-02を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したインドモンスーン・ピーベリーはこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したインドモンスーン・ピーベリーはこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎インド生豆「モンスーン・ピーベリー」の味わい
焙煎したインドモンスーン・ピーベリーを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したインドモンスーン・ピーベリーの味わい
MEDIの設定で焙煎したインドモンスーン・ピーベリーは、酸味・苦味ともにほとんどなく柔らかな味わいが特徴です。口の中には芳香な香りが広がります。後味がすっきりしており香りだけが残るお茶のように飲みやすいコーヒーです。
DARKの設定で焙煎したインドモンスーン・ピーベリーの味わい
DARKの設定で焙煎したインドモンスーン・ピーベリーは、飲みやすさはそのままに後味もしっかり残るのが特徴です。苦味と香ばしさが強くなりコーヒーらしさを感じます。すっきりした飲み心地かつ燻したような深みのある味わいです。
まとめ
インドモンスーン・ピーベリーのおすすめの焙煎度合いはMEDIです。口当たりが優しく、後味もすっきりしているお茶のような飲み心地が楽しめます。コーヒーが苦手な人でも飲みやすいコーヒーです。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。