アイスコーヒー用のコーヒー豆とは?
アイスコーヒーブレンドなど、売っているコーヒー豆の中にはアイスコーヒーに適したものが用意されています。
実は、アイスコーヒー用の豆はこれでなければいけない、というわけではなくより美味しく楽しめるという類のものです。
アイスコーヒーは冷たいので、キリッとした苦味があって、ガツンとくるボディ感がある味わいが合っています。
そんなアイスコーヒー用のコーヒー豆は、どうやって選べば良いのでしょうか?
アイスコーヒー用の焙煎度
コーヒー豆は焙煎度ごとに味わいが異なりますが、アイスコーヒー用の焙煎度は「深煎り」です。
コーヒー豆は深く煎れば煎るほど苦味が出て、コクが増すので、深煎りのコーヒー豆はアイスコーヒーに合います。
アイスコーヒー用のブレンド豆が深煎りであることが多いのは、そのためです。
コーヒー豆をお店で買う際は深煎りの豆を買い、自家焙煎をしている方はいつもより長めの時間焙煎をしてみましょう。
アイスコーヒー用の種類
コーヒー豆には色んな産地のものがありますが、アイスコーヒーに向いているのはアジア産のコーヒー豆です。
もちろん、他の地域のものでも良いのですが、あくまで傾向としてアジア産の豆が適しているといえます。
なぜなら、アジア産の豆はスパイシーな苦味やコクに特徴のある味わいのものが多いからです。
有名なところでいえば、マンデリンやトラジャ、バリ神山などインドネシア産のコーヒー豆が良いでしょう。
アイスコーヒー用の挽き具合
アイスコーヒー用にコーヒー豆を挽く場合、「細挽き」のコーヒー粉を用意しましょう。
なぜなら、コーヒー粉は細かくなればなるほど苦味が出やすく、味も濃くなる傾向があるからです。
お家にコーヒーミルがある場合は自分で調整すれば良いですが、お店で買うときは「細挽きに挽いてください」と頼んでみましょう。
コーヒーミルを1つ用意しておくと、苦味を調整しやすいので家でアイスコーヒーを楽しむ幅が増えますね。
まとめ:アイスコーヒー用の豆で美味しく飲もう
今回は、アイスコーヒー用のコーヒー豆について焙煎度や種類、挽き方を紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
●焙煎度は「深煎り」のコーヒー豆がおすすめ
●苦味やコクに特徴のあるコーヒー豆を用意する
●コーヒー豆を挽くときは「細挽き」に挽く
この記事を参考にして、アイスコーヒー用に適したコーヒー豆を用意して、お家で美味しいアイスコーヒーを楽しみましょう。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。