エチオピア生豆「イルガチェフェG1ハニー」の特徴
エチオピアで産出される最高級の豆といわれるイルガチェフェG1の精製法は、水洗式(ウォッシュト)が一般的ですがこちらはハニープロセスです。
ミューシレージといわれる粘液質を残したまま乾燥させることで発酵が進み、時にワインのようだとも評される独特の甘みを感じられます。
ナチュラル特有の甘みと、ウォッシュト特有のクリーンな味わいをいいとこ取りしたエチオピアの最高級豆イルガチェフェG1です。
エチオピア生豆「イルガチェフェG1ハニー」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
通常欠点豆は20%程度含まれるといわれますが、イルガチェフェG1ハニーの欠点豆混入率は11%程度なので少なめだといえます。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したイルガチェフェG1ハニーはこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したイルガチェフェG1ハニーはこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎エチオピア生豆「イルガチェフェG1ハニー」の味わい
焙煎したイルガチェフェG1ハニーを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したイルガチェフェG1ハニーの味わい
MEDIの設定で焙煎したイルガチェフェG1ハニーは、酸味・苦味ともに穏やかでハニープロセス特有の甘みが強く感じられます。鼻に抜ける甘みを伴った華やかな香りも上品です。冷めても酸味や渋みはなくまろやかな味わいを楽しめます。
DARKの設定で焙煎したイルガチェフェG1ハニーの味わい
DARKの設定で焙煎したイルガチェフェG1ハニーは、ハニープロセス特有の甘みがありながら苦味が前面に顔を出します。一方で酸味は全く感じられません。優しい甘みとほろ苦さ、香ばしくも華やかな香りが特徴的です。
まとめ
イルガチェフェG1ハニーのおすすめの焙煎度合はMEDIです。ハニープロセスの良さが非常に良く引き出される焙煎度で、発酵の甘みとイルガチェフェの果実感が存分に楽しめます。雑味もほとんどないので、冷めても美味しくいただけるでしょう。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。