コロンビア生豆「ブリサスセレクション」の特徴
コロンビア産の「ブリサスセレクション」は、古くから品質の良さに定評があり、近年生産量が増加傾向にあるコロンビアのウイラ県という地区で作られるコーヒー豆。
ウイラ県のコーヒー豆の品質の良さは、豊かな自然条件に由来しています。緑に覆われた山々と渓谷、そしてコロンビアの重要な大河の源流が流れているのもウイラ県です。
標高1700m以上の農園で採れたものに限定し、品質管理に徹底して理想的な発酵や乾燥過程を検証し続けているだけあって、風味品質には優れたものがあります。
コロンビア生豆「ブリサスセレクション」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
一般的な欠点豆の混入率が20%程度なのに対して、ブリサスセレクションの欠点豆は10%程度で、生産者の品質管理の徹底ぶりがうかがえます。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1. 生豆の量を計る(40〜60g)
2. 生豆を本体に入れる
3. 電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4. 約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したブリサスセレクションはこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したブリサスセレクションはこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎コロンビア生豆「ブリサスセレクション」の味わい
焙煎したブリサスセレクションを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したブリサスセレクションの味わい
MEDIの設定で焙煎したブリサスセレクションは、豊かな香りとバランスの取れた味わいが特徴。口に入れた瞬間にコロンビアらしい華やかな香りが、口の中に広がります。また、味わいがはっきりしており、苦味も酸味もしっかり感じることができるコーヒーです。
DARKの設定で焙煎したブリサスセレクションの味わい
DARKの設定で焙煎したブリサスセレクションは、香ばしい香りとしっかりした苦味が特徴です。コロンビアの華やかなフレーバーを残しながらも、焙煎のスモーキーな香りが感じられます。また、ビターな苦味も感じられ、コーヒーの味を十分に感じられるコーヒーです。
まとめ
ブリサスセレクションのおすすめの焙煎度合いはDARKです。コロンビアの華やかな香りと、深煎りの香ばしい香りが素晴らしいコンビネーションを見せます。上品なフレーバーをゆっくりと楽しめるのが、ブリサスセレクションの深煎りコーヒーです。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。