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コーヒーの名産地、コロンビア生豆を自宅焙煎

  • 投稿日:2020.11.18

この記事では、コロンビア産「ナリーニョ・コンサカ」の生豆を自家焙煎する手順と、味わいや香りをレビューしています。自家焙煎をしている方、これから始めようと思っている方は参考にしてください。尚、焙煎機は、ライソンのホームロースターRT-01を使用しました。

ナリーニョ・コンサカはどんなコーヒー豆?

コロンビアはコーヒーの名産地。
コロンビアコーヒーは世界的に人気があり、「コロンビア・マイルド」と呼ばれ、多くの人々に愛されています。

ナリーニョ・コンサカは、コロンビアの南部地方にあるナリーニョ州コンサカ地区で生産されたコーヒーです。
小さい農家が丹精を込めて丁寧に作っており、品質も高く人気の銘柄です。

生豆の外観は? サイズは少し大きくピーベリーが多め

豆のサイズは少し大きめで、しっかりとしています。
サイズのバラつきは少ないですが、ピーベリーが多い印象でした。
そのまま焙煎してもいいですが、ピーベリーだけ集めて焙煎してみても面白いですね。
欠点豆は10%程度と少なめです。

自家焙煎後の豆の状態は?

実際にホームロースターRT-1で自家焙煎してみました。
MIDIではシティロースト、DARKではフレンチローストほどの焙煎具合になりました。
全体的に少し深めの焙煎です。
煎りムラは少ないので、焙煎後のハンドピッキングはしませんでした。

MEDI(中煎り)の設定で焙煎したナリーニョ・コンサカはこれくらいの色合いになります。

DARK(深煎り)の設定で焙煎したナリーニョ・コンサカはこれくらいの色合いになります。

ナリーニョ・コンサカの味と感想

焙煎後1日寝かせたナリーニョ・コンサカを試飲してみました。
抽出方法はペーパードリップで、下記の手順・条件で抽出しています。

・条件
お湯…90~95℃のカルキ抜きした水道水を160㏄用意
コーヒー豆…16gを中細挽き
抽出方法…ハリオ式ドリッパーを使ったハンドドリップ
・手順
1) カップにお湯を注ぎ、温める
2) カップのお湯を捨てる
3) ハリオ式ドリッパーにフィルターとコーヒー豆入れ、カップにセット
4) 約20㏄のお湯をコーヒー粉全体に掛け、30秒蒸らす
5) 「の」の字を書くようにゆっくりお湯を入れて抽出

MIDI(中深煎り)で自家焙煎したナリーニョ・コンサカの味わい

香ばしく甘いナッツ系の香りがします。
柑橘系の酸味と甘みがとてもおいしいです。
苦みはやさしく程よい程度で、全体的にマイルドな印象の味わい。
飲み口は軽いですが、コクはしっかりとあります。

冷めてくるにしたがい酸味が強くなってきますが、刺激は強くありません。
ただ、渋みを感じるようになるので、苦手な方は熱いうちにどうぞ。

DARK(深煎り)で自家焙煎したナリーニョ・コンサカの味わい

とても強い濃厚な苦みの中に、チョコレートのようなほのかな甘みがあります。
焙煎の深さのわりに酸味が残っており、後味の苦みを少し和らげてくれています。
コクはMIDIよりさらに強くなり、飲みごたえ十分。
濃厚な味わいのコーヒーを探している方におすすめです。

まとめ

世界的にも人気が高く、独特の風味が楽しめるナリーニョ・コンサカ。
柑橘系の酸味が特徴的でありながら、マイルドでバランスのいい味わいのコーヒーでした。
MIDI、DARK、どちらもとても味わい深いコーヒーになるので、好みの焙煎具合を見つけてくださいね。

杉本 直哉

杉本 直哉

コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。