水出しコーヒーはペットボトルで作れるのか
水出しコーヒーは、専用の器具でなくても同じ味わいで作ることができます。なぜかというと、専用器具でもペットボトルでも、水出しコーヒーができる原理は同じだからです。
具体的には、水でコーヒーの成分を長時間かけて抽出し、フィルターで粉を濾すというもの。ペットボトルであっても、粉を濾すことさえできれば味わいは変わりません。
ペットボトルで簡単!水出しコーヒーの作り方
ペットボトルを使った水出しコーヒーの作り方は、以下のとおりです。
1.ペットボトルにコーヒー粉・水を入れる
2.冷蔵庫で7〜8時間寝かせる
3.ペーパーフィルターで濾してできあがり
用意するものは、ペットボトルとコーヒーフィルター、コーヒー粉、水だけ。特別な道具はいっさい必要ありません。
1. ペットボトルにコーヒー粉・水を入れる
ペットボトルにコーヒー粉と水を入れます。コーヒー粉:水=1:12くらいを目安にすると良いでしょう。濃さによって、水を増やしたり減らしたりしてください。
2. 冷蔵庫で7〜8時間寝かせる
ペットボトルを冷蔵庫に入れて、7〜8時間ほど寝かせます。おすすめは、夜寝る前に仕込んでおくこと。朝起きたころに、ちょうど水出しコーヒーが完成しています。
3. コーヒーフィルターで濾してできあがり
コーヒーフィルターをセットして、抽出した水出しコーヒーを注いでください。コーヒー粉が濾されて、コーヒー液だけが抽出されます。お好みで氷を入れるとおいしいです。
簡単においしい水出しコーヒーを作るポイント
水出しコーヒーは、ドリップコーヒーとはおいしく作るコツが異なります。以下3つのポイントを参考にして、おいしい水出しコーヒーを作ってみましょう。
粉はいつもより細挽き
コーヒー粉の挽き目は、ペーパードリップよりも細めにしましょう。細く挽くことで水に当たる面積が増えて、コーヒーの成分が抽出されやすくなります。
水の量は気持ち少なめ
水の量は、気持ち少なめがちょうど良いです。水で抽出するので、思ったよりも味が薄くなります。粉:水=1:12を基準に、お好みで水の量を調整してみてください。
豆は深煎りがおすすめ
コーヒー豆は深煎りがおすすめです。苦味がしっかり効いたキリッとしたコーヒーになります。アイスコーヒー用のコーヒー粉を使うのも良いですね。
ペットボトルで簡単においしい水出しコーヒーを
水出しコーヒーは、専用器具を用意しなくても、ペットボトルで十分おいしいものが作れます。作り方のポイントを押さえて作ると、なお良いですね。
簡単においしい水出しコーヒーが作りたい、という方は、まずはペットボトルで試してみてはいかがでしょうか?きっと、おうちで飲むコーヒーがもっと楽しくなりますよ。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。