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自分でコーヒー豆をブレンドしてみたい!やり方・考え方を解説!

  • 投稿日:2021.02.01
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「自分でコーヒー豆をブレンドしてみたい」と思っているコーヒーが趣味の方も多いでしょう。ただ、本当においしいブレンドコーヒーになるのか不安ですよね。今回は、ブレンドコーヒー豆の販売やカフェ・イベントを開催している私が、コーヒー豆のブレンド方法を解説します。ぜひ、ブレンドコーヒー作りの参考にしてください。

自分でコーヒー豆をブレンドするやり方・考え方

コーヒー豆をブレンドするときは、コーヒー豆同士が喧嘩しないかを考えます。喧嘩してしまうと、ブレンドしたもののまとまりのない味わいになってしまうからです。

ブレンドコーヒーにまとまりを出すためには、3つポイントがあると思っています。

・ブレンドするコーヒー豆は、多くても3種類まで
・ベースには、味のバランスが良いコーヒー豆を選ぶ
・焙煎度や味わいの傾向は、なるべく合わせる

この3つのポイントを守れば、とんでもない味わいになることはありません。ただし、コーヒー豆の特徴や、焙煎度ごとの味わいの傾向を抑えておく必要があります。

ブレンドコーヒーを作るのにおすすめのコーヒー豆

ブレンドコーヒーを作る際は、バランスの取れた味わいのコーヒー豆をベースにするのが基本です。その上で、特徴的な味わい・香りのコーヒー豆を加えると、まとまりのあるブレンドコーヒーになります。

コーヒー豆の種類と特徴

ブレンドコーヒーのベースとなるコーヒー豆は、以下のとおりです。

・ブラジル:ナッツのような香ばしさが特徴。酸味・苦味のバランスが良く、甘味もある。
・コロンビア:苦味と酸味のバランスが良い。フローラルで華やかな香りが特徴。
・グアテマラ:チョコレートのような甘味がある。酸味が少なく、落ち着いた味わい。

焙煎度によっても変わりますが、基本的には上記のような特徴があります。中南米産のコーヒー豆はバランスが良く、ブレンドコーヒー作りにおすすめです。

コーヒー豆の焙煎度と特徴

ブレンドコーヒーを作る際は、同じ焙煎度同士を合わせるのが基本です。焙煎度ごとの味わいの特徴をあらかじめ押さえておきましょう。

・浅煎り:酸味が強く、コーヒー豆ごとに特徴がはっきりしている。
・中煎り:基本的にはバランスが良いが、やや酸味が強め。華やかな香り。
・中深煎り:酸味・苦味のバランスが良く飲みやすい。香ばしさがある。
・深煎り:苦味が強く、酸味はほとんどない。ボディもしっかりしている。

ベースにするなら中煎り・中深煎りがおすすめです。味わいのバランスが良いので、まとまったブレンドコーヒーになります。

おすすめのブレンドレシピ【配合・割合】

最後に、ブレンドコーヒーを作る参考として、おすすめのレシピを紹介します。まずは、以下の配合・割合でやってみて、自分流にアレンジしてみてください。

・ブラジル:コスタリカ=6:4
・ブラジル:グアテマラ=6:4
・グアテマラ:マンデリン=9:1
・グアテマラ:ケニア=8:2
・コスタリカ:ブラジル=7:3

ブラジルやグアテマラ、コスタリカは、バランスの良い中南米産の豆です。まずは、基本に忠実に、まとまりのあるブレンドコーヒーを作ってみましょう。

まとめ:自家焙煎でブレンドに挑戦してみよう!

最初は、お店で買ってきたコーヒー豆をブレンドするのが手軽でしょう。シングルオリジン(ストレート)の豆を選んで、好きなものを合わせてみてくださいね。

もし、買ってきた豆で物足りなくなってきたら、自家焙煎でコーヒー豆を用意するのがおすすめです。生豆から選べるので種類も豊富で、好きな焙煎度にすることができます。

ちなみに、自家焙煎はコーヒー代の節約にもなります。気になる方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

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今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。