コーヒーのフードペアリングとは?
コーヒーのフードペアリングとは、コーヒーと食べ物の組み合わせを考えることです。コーヒーと食べ物の組み合わせを考えるとき、どういったことに気をつけているでしょうか?
「濃い味の食べ物を食べた後に、コーヒーで口をさっぱりさせる」「違う味どうしで食べ物とコーヒーを組み合わせて、新しい味を作る」そういった考え方でコーヒーと食べ物を組み合わせているかもしれません。
ただ、実はフードペアリングの考え方は単純です。「同じ味わいのもの同士を組み合わせる」これさえ守れば、大きく外れるということはまずありません。
同じ味わいのもの同士を組み合わせることで、その味わいが増幅されます。あなたのお家にある食べ物とコーヒーの組み合わせを考えてみると面白いですよ。
【おすすめ】コーヒーのフードペアリング例5選
では、実際にコーヒーのフードペアリングを考えてみましょう。ここでは、コーヒーのフードペアリング例を、全部で5つ紹介します。
もちろん、これがすべてというわけではありません。例を参考にしつつ、あなたなりのフードペアリングを考えてみてくださいね。
チョコレート×グアテマラ(中深煎り)
チョコレート系のスイーツに合わせるなら、中南米産のコーヒーで中深煎りのものがおすすめです。特にグアテマラは、チョコレートのような甘味があり、クセも少ないオーソドックスな味わいなのでチョコレートとよく合います。
ナッツ系のお菓子×ブラジル(深煎り)
ナッツ系のお菓子には、中南米産の深煎りのコーヒーがおすすめです。特にサントスに代表されるブラジル産のコーヒーは、ナッツ系の香ばしいフレーバーが強く感じられます。深煎りはより香ばしさがあるので、ナッツとの相性は抜群です。
和菓子(あんこ使用)×ケニア(深煎り)
あまりイメージがないかもしれませんが、実は和菓子もコーヒーに合います。特にあんこを使ったお菓子には、深煎りのコーヒーがおすすめです。ケニアは深煎りでコクが強く出るので、あんこの深みのある味わいと絶妙にマッチします。
柑橘系のフルーツ×エチオピア(浅煎り)
柑橘系のフルーツや、それをあしらったスイーツなどには浅煎りのコーヒーが合います。特にエチオピアは柑橘系の酸味と、華やかな香りが強く感じられるので、柑橘系フルーツの味わい・香りを増幅させてくれるでしょう。
ピーチやアプリコット×コロンビア(中煎り)
ピーチやアプリコットなどのバラ科のフルーツには、コロンビアなどの中煎りがよく合います。コロンビアは浅煎り〜中煎りではピーチやアプリコットのようなジューシーな果実感が特徴で、フルーツの果実感を増幅させてくれるでしょう。
まとめ:コーヒーのフードペアリングを楽しもう!
この記事では、コーヒーのフードペアリングについて、考え方や具体的な組み合わせを紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
● フードペアリングの基本は、同じ味わいのもの同士を組み合わせること
● ナッツやチョコレートはもちろん、フルーツとのコーヒーの相性も抜群
● あんこを使うような和菓子にも、コーヒーを合わせることができる
今回紹介したフードペアリングの例を参考にして、いろんな組み合わせを試してみると、コーヒーがもっと楽しくなるのではないでしょうか。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。