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寝る前のコーヒーはNG?何時間前なら熟睡できるのかを解説!

  • 投稿日:2020.12.30
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コーヒー好きの方であれば、「寝る前にもコーヒーを飲みたい」と思うのではないでしょうか?ただ、コーヒーを飲むと熟睡できなくなってしまうのではないかと心配ですよね。今回は寝る前のコーヒー事情について解説します。何時間前なら熟睡できるのかや、どういった飲み方が正しいのかも紹介しますので参考にしてみてください。

寝る前にコーヒーを飲むメリット・デメリット

「寝る前にコーヒーを飲むと眠れなくなる」といわれるのが一般的です。ただし、寝る前にコーヒーを飲むことには、デメリットだけでなくメリットもあります。

寝る前にコーヒーを飲むメリット

コーヒーには、疲労回復効果があります。カフェインに疲労感を軽減する効果がある他、専門家の間でも「筋肉を動かす負荷が減る」という仮説の信憑性は高いようです。

また、コーヒーのアロマにはリラックス効果があることも分かっています。これは、コーヒーのアロマを嗅いだときに、リラックス状態を表すα波が検知されるためです。

疲労感を軽減した上でリラックスできるので、熟睡する助けにもなるでしょう。

寝る前にコーヒーを飲むデメリット

寝る前にコーヒーを飲む際に気をつけなければいけないのは、カフェインです。一般的にいわれているように、カフェインには覚醒効果があります。

また、「カフェイン=眠れなくなる」というイメージが付いることも1つの要因です。実際には効いていないものの、プラシーボ効果で眠れなくなっているのかもしれません。

カフェインを必要以上に意識しないことも、熟睡するためには大切でしょう。

寝る何時間前までにコーヒーを飲むのが良い?

コーヒーは寝る4時間前までに飲んでしまうのが理想です。血中のカフェイン濃度は半減するまでに4時間ほどかかるといわれていて、就寝直前にコーヒーを飲むと30分程度睡眠が短くなるとの報告もあります。

夜12時頃に寝るのであれば、8時以降はコーヒーを飲まないようにしましょう。10時ごろに寝る方であれば、6時までに飲むのが良いですね。

寝る前にコーヒーが飲みたくなったときは?

寝る前にコーヒーが飲みたくなった方には、カフェインレスコーヒーがおすすめです。ただ、「カフェインがないと物足りないのではないか」と思うかもしれません。

最近のカフェインレスコーヒーは質が高く、カフェインレスとわからないほどです。「コーヒーらしさがほしい」という方は、深煎りのコーヒーを選ぶようにしましょう。

まとめ:寝る前はコーヒーの飲み方に気を付けよう

コーヒーにはリラックス効果・疲労回復効果がある一方で、覚醒作用もあります。寝る前には少し飲み方に気を遣って、気持ち良く熟睡できるようにしたいですね。

寝る4時間前を過ぎたら、なるべくコーヒーは控える。飲みたくなってしまった場合は、カフェインレスコーヒーを飲む。など、コーヒーと上手く付き合っていきましょう。

▽出典:
◇SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術 | 書籍 | ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/book/9784478101629.html

◇スタンフォード式 最高の睡眠 | サンマーク出版
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3601-5

◇コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194917

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。