自宅用の焙煎機は熱源で選ぶ
自宅用の焙煎機を選ぶときに注目したいのが、まずは焙煎機の熱源です。自宅用焙煎機の熱源は、基本的にはガス式と電気式の2種類になります。
ガス式
ガス式の焙煎機は比較的安価なものが多く、ガスコンロを熱源にしているため火力の調整を自分でできるのがメリットです。
一方で、火力の調整を自分でするということは、慣れていない人にとっては失敗しやすいともいえます。
自分の思い通りの焙煎をするには、練習して焙煎に慣れることが必要でしょう。
電気式
電気式の焙煎機はガス式の焙煎機よりも価格は高い傾向がありますが、火力の調整が容易で安定した焙煎が可能です。
ただし、機械的な挙動でスイッチを入れて作動させるだけなので、焙煎しているという感覚は薄いかもしれません。
自宅で手軽に焙煎したてのコーヒーが楽しみたいという方には電気式がおすすめです。
自宅用の焙煎機は焙煎方法で選ぶ
自宅用の焙煎機を選ぶ際には、手動か電動かという焙煎方法もポイントになります。
焙煎をしている感覚を楽しみたいのか、手軽に焙煎したいのかを考慮して選ぶと良いでしょう。
手動式
手動式には、ガスコンロの上で振り続ける「手持ち式」と、ガスコンロの上にセットして回し続ける「手回し式」があります。手回し式の方がいくらか楽ですが、どちらにしても焙煎機に付きっきりになるので楽しい反面、疲れてしまうかもしれません。
電動式
電動式は、ガスコンロの上にセットしたドラム式のチャンバーがスイッチを入れれば、後は勝手に回り続けてくれるタイプの焙煎機です。
作りとしては手回し式と同じですが、ずっと手で回している必要がないので楽で、火力を調整できるというメリットもあります。
自動式
自動式の焙煎機は、焙煎開始〜焙煎完了まで、場合によっては冷却まで、全てをスイッチ1つで行ってくれるものです。
また、チャフコレクターも付属しており、手動式や電動式で出る豆の薄皮を自動で集めてくれるので掃除の手間も省けます。
多少お値段は張りますが、お家で手軽に本格的な焙煎をしたい人には自動式がおすすめです。
まとめ:自宅用の焙煎機で自家焙煎を始めよう!
今回は、自宅用焙煎機の選び方や熱源の種類、焙煎方法の違いを解説しました。
本記事の要点は、以下の通りです。
ガス式は安価で焙煎感覚が味わえるのが魅力で、電気式は焙煎が容易で手軽なのが魅力
手動式は手を動かし続けなければいけないが、電動式はスイッチ1つで焙煎可能
自動式の焙煎機は焙煎開始〜焙煎完了(冷却)まで全て自動で行ってくれる
この記事を参考にして、自宅用の焙煎機について理解を深め、あなたに合った焙煎機を選びましょう。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。