古いコーヒーと新しいコーヒーの違い
飲み方を紹介する前に、古いコーヒー豆とは何なのかを確認しておきましょう。あなたのお家にあるコーヒー豆が古いコーヒー豆かどうかを判断してください。
コーヒーが古いとはどういう状態?
古いコーヒー豆とは、「焙煎から時間が経ったコーヒー豆」のことを指します。買ってから、ではありません。焙煎してから、です。
具体的には、以下の期間を過ぎたら古いコーヒー豆と判断して良いでしょう、
● 豆の状態のまま:1ヶ月
● 粉に挽いたもの:2週間
(※開封済)
開封してしまうと、空気に触れてしまうため劣化が早まります。また、粉に挽いた場合は空気に触れる表面積が増えるので、もっと早くなります。
古いコーヒー豆の味わいの特徴
古いコーヒー豆は、もちろん新鮮なものに比べて味が落ちます。味わいの特徴は以下です。
● 香りが薄くなる
● 味わいが平坦になる
● エグ味が感じられる
● 酸っぱくなる
このように味わいが明らかに落ちてしまいます。これらの味わいを誤魔化して飲むわけですが、本当は劣化しないうちに早めに飲むのが1番です。
古いコーヒーを飲むデメリット
古いコーヒーを飲むことには、味わいの劣化以外にもデメリットがあります。それは、腹痛を起こしやすくなってしまうということです。
これは、コーヒー豆の劣化した成分が胃腸を刺激してしまうからだといわれています。実際、私自身半年前に焙煎されたコーヒー豆を飲み、腹痛に苦しんだ経験があります。
焙煎から1〜2ヶ月なら問題ありませんが、それ以上経過したコーヒー豆については飲むのを控えることをおすすめします。
古いコーヒーをおいしく淹れる方法
では、古いコーヒー豆の嫌な味わいを軽減し、おいしく飲むためにはどうしたら良いのでしょうか?古いコーヒーをおいしく飲みたい方は、以下の3つのポイントに気をつけてみてください。
お湯の温度を上げる
お湯の温度をいつもより高くします。なぜなら、高い温度で淹れた方が、コーヒーの成分が抽出されやすくなり、味わいや香りが引き立つからです。
通常、コーヒーを淹れるときは85℃くらいがおすすめですが、古いコーヒー豆で淹れるときは90℃を目安に淹れると良いでしょう。
豆の量を増やす
豆の量をいつもより多くします。コーヒー豆のエグ味は抽出の後半に出てくるので、コーヒー豆の量を増やすとおいしいところだけを抽出できます。
通常、コーヒー1杯分に対してコーヒー豆10gが適量ですが、古いコーヒー豆の場合は12g程度を目安に使うと良いでしょう。
豆を粗めに挽く
豆をいつもより粗めに挽きます。なぜなら、コーヒー豆を細く挽けば挽くほど成分が抽出されやすくなり、エグ味や雑味が出てしまうからです。
通常、ペーパードリップでは中挽きが目安ですが、古いコーヒー豆の場合は中粗挽き〜粗挽きで挽くと良いでしょう。
古いコーヒーをおいしく飲むアレンジ
最後に、古いコーヒーの嫌な味わいを誤魔化して、おいしく飲むためのアレンジを紹介します。ストレートではどうしても隠しきれない部分があるので、以下の飲み方も参考にしてみてください。
カフェオレにする
ミルクを加えてカフェオレにしてしまうのがおすすめです。ミルクを入れることで味わいがマイルドになり、エグ味や雑味を感じにくくなります。
カフェオレにすれば、古くなったコーヒーの味わいもほとんど気にならないでしょう。
アイスコーヒーにする
氷でキンキンに冷やしたアイスコーヒーもおすすめです。人間は5℃以下の冷たいものでは、味わいを感じにくくなるといわれています。
氷を入れたアイスコーヒーでは、エグ味や雑味もあまり感じられないでしょう。
飲まない
1番良いのは、そもそも飲まないということです。コーヒー豆は飲む以外にも活用方法があるので、あまりに古くなってしまった豆は飲まないのが無難です。
● 土に撒いて肥料にする
● サコッシュなどに入れて消臭剤にする
● 粉に挽いてタバコの火消しに使う
古いコーヒー豆を無理して飲んで、腹痛を起こさないように気をつけてくださいね。
まとめ:古いコーヒーも捨てずにおいしく活用しよう
今回は、古いコーヒー豆をおいしく飲む方法について、淹れ方や飲み方を紹介しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
● 古いコーヒー豆は味・香りが落ち、エグ味・雑味が目立ってしまう
● 温度を高くする、豆の量を増やす、粗く挽くという措置である程度誤魔化せる
● 古くなった豆は腹痛を引き起こす恐れがあるので、飲まずに活用する手もある
この記事を参考に、古いコーヒーを捨てずに活用してみてくださいね。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。