ホームロースターRT-01とは? 機能を確認
ホームロースターRT-01は、コーヒー豆用の自家用焙煎機です。
一度に焙煎できるコーヒー豆の量は40~60gで、大体3~4杯分のコーヒーが作れます。
毎日コーヒーを飲む方だと、複数回に分けて焙煎をする必要があります。
「MIDI」と「DARK」、2種類の深さでコーヒー豆の焙煎が可能です。
MIDIはハイ~シティほどの中深煎り、DARKはフルシティ~フレンチほどの深煎りになります。
コーヒー豆を焙煎した際に出る薄皮(チャフ)を自動で分離・回収してくれる機能も付いており、後片付けも簡単。
煎り具合の調整など、細かい操作はできませんが、操作が簡単でだれでもコーヒーの自家焙煎が楽しめる機械です。
実際に使ってみた感想は? コーヒーの味もチェック!
ホームロースターRT-01の使い方はいたって簡単です。
1) コーヒー豆を40~60g用意し、ローストコンテナに入れる
2) チャフコンテナとフタをセット
3) コンセントを刺して起動ボタンを押し、電源を入れる
4) MIDI(中深煎り)もしくはDARK(深煎り)のボタンを押す
5) ホームロースターが焙煎を始めるので、止まるまで待つ(20分程度)
これだけでコーヒー豆の焙煎ができてしまいます。
豆を観察したり、火加減を調整したりなど、難しいことは一切不要です。
使ってみた感想
豆は煎りムラも少なく、しっかりと焙煎されています。
チャフもしっかりと取れており、出来栄えは上々。
焙煎中は放置できるので、その間に他事もできます。
部屋の掃除や洗濯など、ちょっとした家事をしながら焙煎もできるので、忙しい主婦にはうれしいポイント。
また、チャフをコンテナに集めてくれるので後片付けも簡単でした。
周りにチャフが散らばることもなく、焙煎したらコンテナのチャフを捨てて、ブラシで掃除するだけでOK。
フライパン焙煎や手網焙煎だと、20分近くコンロの前に立って豆を動かす必要があり、チャフがコンロ周りに散らばるので片付けも含めて何かと面倒です。
わずらわしさが無いぶん、気軽に焙煎したい方には非常におすすめできる機械でしょう。
気になるポイントとしては、駆動音の大きさが挙げられます。
掃除機より少し小さい程度の音が鳴り、夜間に使うのは厳しいかもしれません。
20分ほど大きな音が鳴り続けるので、周囲の環境には配慮して使いましょう。
自家焙煎コーヒーの味は? MIDIとDARKを飲み比べ
コーヒー豆をMIDIとDARKの2通りに焙煎して、味を飲み比べてみました。
2種類ともペーパードリップで抽出。
鮮度の良い豆の証拠に、蒸らしの段階でコーヒー粉が膨らんできました。
香りも強く、おいしそうです。
MIDI(中煎り)
シティローストほどの仕上がりで、爽やかな酸味と弱めの苦みを感じます。
のどを通った後に鼻を抜ける香りが心地よく、風味の強さも自家焙煎ならでは。
今回焙煎した豆の特徴として、ナッツ系の香ばしさを強く感じました。酸味とあわせて非常にあっさりした印象になり、クッキーなどと合わせるとおいしそうです。
豆の特徴を感じたいときやブラックで飲みたいときには、MIDIで焙煎するといいでしょう。
DARK(深煎り)
フルシティ~フレンチほどの仕上がりで、かなり苦みが前面に出ています。
酸味はだいぶ少なく、冷めてきて飲み終わるころに少し感じる程度。
苦いコーヒーが好きで酸味は苦手、という方にぴったりです。
苦みは後を引き、非常に強い印象を与えていくのでカフェオレなどのアレンジメニューと相性がいいでしょう。
【まとめ】ホームロースターRT-01のメリットとデメリット
メリット
1.簡単で手間いらず。スイッチを入れたらほっといても焙煎ができる
2.チャフが回収されているため、お手入れが楽
3.充分おいしいコーヒーが作れる
デメリット
1.一度に作れる量が少なめ(一度で3~4杯分)
2.駆動音が大きい
一度に焙煎できる豆の量が少なめだったり、駆動音が大きめだったりとデメリットもありますが、誰でもかんたんにコーヒー豆を焙煎できるのは大きなメリットです。
さまざまなコーヒー豆を焙煎して飲み比べられる楽しみもあり、コーヒー好きなら自家焙煎はぜひ試していただきたいと思います。
これからコーヒー豆の焙煎をはじめようとお考えの方は、ぜひホームロースターRT-01を検討してみてください。
杉本 直哉
コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。