タイ生豆「オリエンタルファズ・オールドビーン」の特徴
タイ産の「オリエンタルファズ・オールドビーン」は、2013年に収穫されたオールドビーン(オールドクロップ)です。
オールドビーンとは収穫してから2年以上寝かせた豆のことをいい、新鮮さ故の渋味やエグ味が落ち着いている他、生豆中の水分が飛ぶため煎りやすくなっています。
この「オリエンタルファズ・オールドビーン」も、長時間熟成されることにより苦味が落ち着いており、ごくごく飲めるような味わいが特徴です。
タイ生豆「オリエンタルファズ・オールドビーン」の自家焙煎手順
お家でコーヒー豆を焙煎する手順は、以下の通りです。
ハンドピックで生豆を選別する
焙煎前にはハンドピックで欠点豆を取り除いておくと、自家焙煎コーヒーをより美味しく楽しむことができます。
なぜなら、形の異なった豆によって焙煎にムラができたり、悪くなった豆によって風味が損なわれたりするからです。
通常の欠点豆の混入率は20%程度といわれているので、オリエンタルファズ・オールドビーンの欠点豆混入率19%は平均的だといえるでしょう。
ホームロースター RT-01で焙煎する
焙煎にはホームロースター RT-01を使います。
1.生豆の量を計る(40〜60g)
2.生豆を本体に入れる
3.電源を入れてボタンを押す(MEDI[中煎り]/DARK[深煎り])
4.約20分で焙煎から冷却まで完了
通常、手回し焙煎機や手網焙煎機では焙煎後にうちわやドライヤーで冷却する必要がありますが、ホームロースター RT-01では冷却まで自動で行われます。
火傷に気をつけて焙煎機から取り出せば、すぐに焙煎したてを飲むことができます。
MEDIの設定で焙煎したオリエンタルファズ・オールドビーンはこれくらいの色合いになります。
DARKの設定で焙煎したオリエンタルファズ・オールドビーンはこれくらいの色合いになります。
焙煎した豆を密閉容器に入れて保存する
焙煎した豆は粗熱を取ったら、密閉できる容器に入れて保存しておきましょう。
また、冷暗所で保管することもコーヒー豆を美味しく保つコツです。
自家焙煎タイ生豆「オリエンタルファズ・オールドビーン」の味わい
焙煎したオリエンタルファズ・オールドビーンを、ハンドドリップで淹れて実際に飲んでみました。
MEDIの設定で焙煎したオリエンタルファズ・オールドビーンは、酸味・苦味ともに少なくまろやかな味わいが特徴。それでいて口の中には独特な風味が広がり、飲みごたえもあります。飲みやすいのにコーヒーとしての満足感も抜群です。
DARKの設定で焙煎したオリエンタルファズ・オールドビーンは、飲みやすいのに奥行きのある味わいが特徴。酸味は全くなく、口の中全体にほんのりとした苦味が広がります。冷めても美味しい、ゆっくり味わいたいコーヒーです。
まとめ
オリエンタルファズ・オールドビーンのおすすめの焙煎度合いはDARKです。飲みやすいにも関わらず、コーヒーの味わいがしっかり感じられます。酸味・苦味ともにまろやかで、酸味が苦手な人にも苦味が苦手な人にもおすすめの豆です。
今野直倫
放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。
全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。
コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。