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コーヒー豆が膨らまない?理由と膨らませる方法を解説!

  • 投稿日:2020.06.29
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「自分でハンドドリップすると、コーヒー豆が膨らんでこない」「もこもこ膨らむようなドリップがしたい」今回はそういった方へ、コーヒー豆が膨らまない理由とコーヒー豆を膨らませる方法をご紹介します。この記事を読めば、あなたがドリップするときコーヒー豆が膨らまない理由が分かり、膨らむドリップをすることができるようになります。

コーヒー豆が膨らまない理由

カフェや喫茶店のマスターがハンドドリップでコーヒーを淹れているのを見ると、コーヒー豆がもこもこと膨らんでいることがあります。でも、自分で家で淹れると全然膨らまないので、「やっぱりマスターは技術が凄いなぁ」と思われるかもしれませんね。実は、ハンドドリップの腕はコーヒー豆が膨らむかどうかには全く関係ありません。

お湯の温度が低い

コーヒー豆が膨らんでこないとき、ドリップ時のお湯の温度が低いのかもしれません。

なぜなら、お湯の温度が低いとコーヒー豆とお湯が上手く反応せず、豆に含まれているガスが放出されにくいからです。

具体的には、沸騰させてから少し冷まして85度くらいのお湯を使うと、コーヒー豆が膨らみ雑味も出にくく丁度良いコーヒーが淹れられるでしょう。

焙煎が浅めである

焙煎が浅めだと、コーヒー豆が膨らんでこないことがあります。

実は焙煎の度合いでも含まれるガスの量が違い、焙煎が浅いほどコーヒー豆に含まれるガスが少ないのです。

あなたが使っているコーヒー豆の焙煎度はどれくらいか、一度チェックしてみてください。

焙煎から時間が経っている

コーヒー豆が膨らまないときの1番多い理由は、焙煎から時間が経っているということ。

焙煎から時間が経ってしまうと、焙煎時にコーヒー豆に含まれているガスが抜けていってしまうからです。

コーヒー豆を粉にしていると、空気に触れる部分が増えてさらにガス抜けは加速します。

コーヒー豆を膨らませる方法

コーヒー豆が膨らむということは、コーヒー豆が新鮮で焙煎が深く、お湯の温度が高いということがいえます。

ただ、その中でも1番大切なのはコーヒー豆が焙煎したてかどうかということです。

焙煎したての豆を用意する方法には、主に以下の2通りがあります。

自家焙煎珈琲屋さんでコーヒー豆を買う

コーヒー豆をスーパーマーケット等で買うという方もいると思いますが、コーヒー豆を膨らませたいのであれば避けましょう。

なぜなら、スーパーマーケットに並んでいるコーヒー豆の多くは、焙煎から時間が経っていることが多いからです。

自家焙煎をしている珈琲屋さんには、オーダーしてから焙煎してくれるところも多く、焼きたてのコーヒー豆が手に入ります。

なるべく豆の状態で買って、早めに飲むようにするともこもこ膨らむドリップができますよ。

自宅でコーヒー豆を自家焙煎 する

自宅でコーヒー豆を自家焙煎するというのも、おすすめの選択肢です。

コーヒー豆を自家焙煎すると、当然焙煎したてのコーヒーが飲めますし、焙煎度も自分の好きなように調整できます。

また、焙煎豆を買うよりも、生の豆を買う方がコストが低いので、日々のコーヒー代を抑えることも可能です。

好きな豆を、好きな焙煎度で、好きなときに用意できるのが、自宅で自家焙煎をするメリットでしょう。

まとめ:膨らむコーヒー豆で美味しいコーヒーを淹れよう

今回は、コーヒー豆が膨らまない理由とコーヒー豆を膨らませる方法をご紹介しました。

本記事の要点は、以下のとおりです。

● コーヒー豆が膨らまない1番の理由は、コーヒー豆が焙煎から時間が経っていること
● 自家焙煎珈琲屋さんで買ったり、自宅で自家焙煎をしたりして焙煎したての豆を用意する

この記事を参考にして、コーヒー豆が膨らまない理由をチェックし、お家で膨らむドリップを楽しんでくださいね。

今野直倫

今野直倫

放浪のバリスタ兼WEBライター。
JSFCAコーヒーソムリエ・食品衛生責任者・飲食営業許可取得。

全国各地でカフェを開催。
自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、
お客さんの目の前で一杯一杯ハンドドリップ抽出。

コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。
自家焙煎やお家カフェの楽しみ方や、役に立つコーヒーの知識をお届けします。