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コスタリカ産セントタラスのコーヒー豆を自家焙煎!

  • 投稿日:2020.04.08

今回はコスタリカ産セントタラスというコーヒー豆を、
ホームロースターRT-1で自家焙煎しました。
セントタラスの特徴や、自家焙煎コーヒーの味をレビューしていきます。

セントタラスはどんなコーヒー豆?

コスタリカにある自然豊かな地域、タラス地区で栽培されるコーヒーです。
鳥類、森林の聖地と言われるほどの美しい自然の中で丁寧に栽培されており、コーヒーの精選も環境に配慮して行われています。
自然環境に対する姿勢や品質の高さにより、世界的にも人気の高いコーヒー豆です。

豆の外観は?

豆のサイズは普通サイズで、欠点豆は全体の15%程。
充分な品質ですが、一部の高品質コーヒーと比べると欠点豆は目立つので、
事前にしっかりとハンドピックすることをおすすめします。
欠点豆を取り除くことで、よりクリアで美味しいコーヒーになりますよ。

自家焙煎後の豆の状態は?

実際にホームロースターRT-1で自家焙煎してみました。

MIDI(中深煎り)ではシティローストほどの煎り具合になりました。

DARK(深煎り)では、表面に軽く油が滲んだ
フルシティ~フレンチローストほどの煎り具合。

MIDIでは軽く、DARKでは重い甘い香りがほのかに漂います。

セントタラスの味と感想

焙煎後2日寝かせたセントタラスを試飲してみました。
抽出方法はペーパードリップで、下記の手順・条件で抽出しています。

・条件
お湯…90~95℃のカルキ抜きした水道水160㏄
コーヒー豆…16gを中細挽き
抽出方法…ハリオ式ドリッパーを使ったハンドドリップ

・手順
1)カップにお湯を注ぎ、温める
2)カップのお湯を捨てる
3)ハリオ式ドリッパーにフィルターとコーヒー豆入れ、カップにセット
4)約20㏄のお湯をコーヒー粉全体に掛け、30秒蒸らす
5)「の」の字を書くようにゆっくり残りのお湯(140cc)を入れて抽出

MIDI(中深煎り)で自家焙煎したセントタラスの味わい

ふわりと感じる甘い香りが印象的なコーヒーです。
味は酸味ベースで、オレンジを思わせる落ち着いた爽やかな印象です。
酸味は後味まで残りますが、くどさは感じません。
苦みは弱めで、口に含んだ瞬間に感じる程度。
コクも充分感じられ、飲んだ後に鼻を抜ける香りもすばらしい。
酸味が美味しく感じられる、バランスの取れた見事なコーヒーです。

DARK(深煎り)で自家焙煎したセントタラスの味わい

DARKで焙煎したセントタラスは、深煎りながらも苦みは弱めです。
酸味はほぼ感じられず、味は控えめな印象になります。
口当たりは滑らかになり、コクが強くなります。
香り高さはDARKでも健在。
口に含む前からのどを通った後まで、力強い香りを楽しむことができます。
味よりも細やかな風味を楽しめるコーヒーで、リラックスタイムの1杯におすすめです。

まとめ

セントタラスは香りが良く、落ち着きのあるコーヒーでした。
MIDI、DARKともに飲みやすいので、お好みの設定で焙煎してみてください。
また、MIDIは強すぎない美味しい酸味を楽しめます。
「酸味のあるコーヒーって苦手…」という方でも美味しく飲めると思いますので、
ぜひ一度試してみてくださいね。

杉本 直哉

杉本 直哉

コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。