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エクアドル産「グレートマウンテン」自家焙煎レビュー!

  • 投稿日:2020.03.25

今回はエクアドル産のグレートマウンテンというコーヒー豆を、
ホームロースターRT-1で自家焙煎してみました。
グレートマウンテンの特徴や、自家焙煎コーヒーの味をレビューしていきます。

グレートマウンテンはどんなコーヒー豆?

赤道直下に位置するエクアドルは、コーヒーの栽培が盛んな地域です。
コーヒー栽培に適した気候で、主に高地や海岸部でコーヒーが栽培されています。
グレートマウンテンは高地で栽培されており、寒暖差の激しい気候で育つため、身がよく引き締まった良質なコーヒー豆として評判です。

豆の外観は?

豆のサイズは中ぶり~やや大きめ。
欠点豆も少なく、品質の高いコーヒー豆です。
ただ、豆のサイズに多少ばらつきがあります。
極端に小さい豆も含まれていたので、焙煎前にハンドピッキングしてあげるとよいでしょう。

自家焙煎後の豆の状態は?

実際にホームロースターRT-1で自家焙煎してみました。

MIDI(中深煎り)ではシティローストほどの煎り具合になりました。
ほのかに甘い香りが漂ってきます。
ミルで挽くと香りが強くなり、ピーナッツバターを思わせる甘い香りが漂ってきました。
コーヒー豆が香り高いところも、自家焙煎の醍醐味のひとつですね。

DARK(深煎り)では、表面に軽く油が滲んだフレンチローストほどの煎り具合。
MIDIの豆とは違い、油っぽい重い香りがします。

グレートマウンテンの味と感想

焙煎後1日寝かせたグレートマウンテンを試飲してみました。
抽出方法はペーパードリップで、下記の手順・条件で抽出しています。

・条件
お湯…90~95℃のカルキ抜きした水道水160㏄
コーヒー豆…16gを中細挽き
抽出方法…ハリオ式ドリッパーを使ったハンドドリップ
・手順
1)カップにお湯を注ぎ、温める
2)カップのお湯を捨てる
3)ハリオ式ドリッパーにフィルターとコーヒー豆入れ、カップにセット
4)約20㏄のお湯をコーヒー粉全体に掛け、30秒蒸らす
5)「の」の字を書くようにゆっくり残りのお湯(140cc)を入れて抽出

MIDI(中深煎り)で自家焙煎したグレートマウンテンの味わい

MIDIで焙煎したグレートマウンテンは、一言でいえば「キレのあるコーヒー」です。
第一印象は、軽い飲み口とクリアな苦み。
酸味はあまり感じられず、後を引かない味です。
飲んだ直後はすっきりさわやかで、後味にほのかな優しい甘みを感じられます。
コクと風味は弱めなので、人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、飲みやすくて良いコーヒーです。

DARK(深煎り)で自家焙煎したグレートマウンテンの味わい

DARKで焙煎したグレートマウンテンは、非常にリッチな味わいに変化します。
口当たりはまろやかになり、強い苦みとコクを感じます。
また、ダークチョコレートを思わせる後味も特徴的。
すっきりとした印象はそのままに、濃厚なコーヒーを楽しめます。

充分おいしいコーヒーですが、苦みの中に焦げたような味わいを感じた点が気になりました。
少し長引く苦みだったので、苦手に感じる方もいるでしょう。

まとめ

グレートマウンテンは、MIDIとDARKで印象が大きく変わるコーヒー豆でした。
MIDIで焙煎した豆の方が飲みやすく、万人受けしやすいように感じます。
「MIDIだと軽すぎてちょっと物足りないな…」と感じた方は、DARKでの焙煎を試してみると良いでしょう。
ホームロースターRT-1なら簡単に焙煎ができるので、2種類の自家焙煎豆を用意するのも簡単です。
焙煎の深さで味がどう変わるのか、飲み比べて楽しんでみてはいかがでしょうか。

杉本 直哉

杉本 直哉

コーヒーが好きが高じて喫茶探しや自家焙煎に手を出しているWEBライター。
毎日ハンドドリップでコーヒーを煎れ、おいしさを引き出すため試行錯誤しています。
コーヒーの味の確認や飲み比べでは、
焙煎や抽出条件を合わせて豆ごとの美味しさを感じられるようにしています。